大工・塗装・建具職人の仕事を通して、住む方の想いを形にする職人の技を紹介する誌面

建築職人の「守・破・離」③

2026.08.05

▶この記事は、前回の「建築職人の『守・破・離』②」の続きです。

現代は機械化やAIの発達により、さまざまなモノの品質が均一で、
スピーディに、大量に生み出せるようになりました。

それでも家づくりは、人の手=「職人の腕(技)」で行なうのは
なぜでしょうか?

住む方の背景を考慮したり、微妙なニュアンスを正しく理解したり、
イレギュラーな現場での臨機応変な対応など
住む方の想いや願いを汲み取ってカタチにするのは
「人」だからできることだと考えています。

例えば、大工職人は床板を貼る際、少しでも木目が美しく見えるよう
一枚一枚材料を見極め、バランスよく貼り合わせていきます。

塗装職人は、素材に最適な塗料を選び、色ムラがなく、
美しさが長持ちするよう何度も重ね塗りをします。

建具職人は、材料・デザイン・寸法を好みに合わせて作るのはもちろん、
経年変化で生じた建具のひずみも調整し、長持ちさせます。

一軒の家には、このような工夫やこだわりがたくさん詰まっています。
住む方にとってはなかなか見えづらい部分だと思いますが、
少しでも使いやすさや心地よさを感じていただけたら嬉しいです。

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