木と土、光と風 ③ -自然を体で感じる家
2026.09.15
♪この記事は「木と土、光と風。」シリーズの第3回です。
第1回「木と土、光と風 ① -自然の力を活かす住まい」、
第2回「
木と土、光と風 ② -家にもたらすもの
」も、あわせてご覧ください。
これまでの記事でお伝えしてきた「木と土、光と風」。
どれも、私たちのすぐそばにある自然の恵みです。
今回は、15年前にみさとで新築したお家で、
自然の力を暮らしの中に取り入れながら、心地よく暮らしている、
あるご家族に話を伺いました。
自然とゆるやかにつながる住まい
「この家に住み始めて15年。 自然を五感で感じる心地よさとともに、
家族や地域とのつながりも育む場所になっています。」
ご家族からは、そんなお話を聞かせてもらいました。
「効率だけを求めるのではなく、少し手間をかけることで、
暮らしを工夫する楽しさを感じられるようになりました。
そんな余白があるからこそ、家族の会話が増え、
身近なものへの感謝も育まれていくのかもしれません。」
15年、この家で暮らし続ける中で、
ご家族の暮らし方にも少しずつ変化が生まれていったそうです。
光と風を、家全体に届ける工夫
日光を浴び、植物もすくすくと育っています
毎朝、朝顔の成長を眺めるのも楽しみのひとつ
光と風が行き渡る間取りです
家の中を見渡すと、壁をできるだけ少なくし、光と風が行き渡るようにつくられた間取り。
家づくりを始めた当初から、「開放的であること」を大切にされていたご家族です。
「念のため、部屋を仕切れるように」と、ふすまを付けられる設計にもしましたが、
実際に暮らし始めてみると、やはりこの開放的な空間がお気に入りに。
15年間、ほとんど一年中オープンのまま過ごされているそうです。
ちなみに夏も、エアコンに頼らず、自然の風だけで過ごせることが多いとのこと。
大きな吹き抜けも、上下の空間をつなぎながら、光と風の通り道になっています。
家の中と外をゆるやかにつないでいるのは、広い土間。
日差しが届く場所では、植物ものびのびと育っていました。
夏には、日差しをやわらげるためにグリーンカーテンを。
朝顔の成長を眺めることも、毎日の小さな楽しみになっているそうです。
お話を伺いながら家の中を歩いていると、
「便利にすること」だけではなく、光の入り方や風の通り方、
季節によって変わる庭の表情を暮らしの中で感じることも、
住まいの豊かさのひとつなのだと感じました。
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もともとそこにある光や風、庭や植物を活かしながら、
15年という時間を重ねてきた、この家とご家族の暮らし。
家は単に生活するための「箱」ではなく、
季節や家族の時間とともに育っていく場所なのかもしれません。
次回は、このシリーズのまとめとして、
みさとが考える「あるものを、最大限に活かす」家づくりについてお伝えします。